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超入門・食の安全と農業の問題/真山仁「黙示」

こんばんは!
先週、植物工場へ見学に伺った話を書きましたが……。
私が植物工場に興味を持つきっかけとなった本が、
2年前に発売された真山仁著「黙示」です。
「ハゲタカ」シリーズの著者が手掛けるだけあり、
社会派テーマながら、わかり易くて面白いストーリー。
植物工場の話ではないのですが、
農薬の是非、遺伝子組み換え農産物の是非、
報道の真偽と解釈の仕方、農業の六次産業化の知識、
ひいては、快適な生活への欲求と安全安心への要求との間に埋もれる矛盾…などが
読みやすいフィクションの中で描かれています。
農業が食糧問題として、また、
国際戦略として捉えられている部分も参考になりました。
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「日本の食と農業を呑み込む巨大な敵とは」
ひとつの正解が用意されているような、
または用意できるような内容ではないと、私は感じました。

何を食べるのか、どんな生活を選ぶのか、
人に任せることにどれほどのリスクがあるのか。
あるいは自分で判断しても、そこにやはりリスクは伴います。
そもそもリスクとは何か。
安全とは、安心とは、何か。
食に限らずどんなことも、
絶対的な安全ましてや安心など無いのではないでしょうか。
それぞれの立場にそれぞれの正義があり、すべては相対的です。
毎日欠かせない食において、自分はどのリスクを取り、何を得るのか。
考えるきっかけになる一冊だと思います。



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by yukazou-t | 2015-06-24 23:45 | 心の栄養にこの一冊 | Comments(0)

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