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強く美しい生き方「ラスト・コーション」

日本占領下の上海が舞台という設定に惹かれて、GW前の空き時間に、わざわざひとり「ラスト・コーション」を観に行ってきました。
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第二次世界大戦下の上海、仲間と共に抗日運動に身を投じ、スパイとして生きる運命に抗えない少女の、数奇な人生と愛情の末路。
過激なラブ・シーン(死語か!?)が、とかく話題となっていましたが、意外に硬派なストーリー。
そして何よりも、主演のタン・ウェイがキレイ。演技が上手い。
昭和初期の日本のお嬢さんスタイルにも通じるお洒落のセンスと、当時の上流階級の婦人たちの集う様子は見ていて楽しく、そしてしつこいようですが、タン・ウェイが当時の古風なお嬢さん系にハマっています。

同じく戦時下の女性の生き方を描いた「ジュリア」(ジェーン・フォンダ)や「間諜X27」(マレーネ・ディートリッヒ)を彷彿とさせる雰囲気も漂います。

ヴェネチア国際映画祭グランプリと後で知って納得。
ストーリー自体は特別に奇抜という訳ではなく、ある程度想像のつく展開ではありますが、完成度の高い映画でした。

個人的には、占領下の香港、上海の租界、居留地独特の雰囲気がとても好きで。
第二次世界大戦前後のアジア、その他ヨーロッパ各国もそうですが、多くの国に占領された経験を持つ街って、複雑な歴史の影が街並に滲んでいて、心に沁みる空気感があります。
そんな時代背景もよく描かれていて、歴史に流されながらも自ら選んだ生き方を潔く受け入れる姿が格好よくも悲しい映画でした。
私が主人公の立場に置かれたら、同じ行動を取れていたかどうか今もって全く分かりませんが、彼女は幸せな女性だったのかも知れません。
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by yukazou-t | 2008-06-09 15:05 | 心を潤す映画・舞台 | Comments(0)

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