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生き抜く「しぶとさ」を大阪商人に学ぶ/山崎豊子「暖簾」

こんばんは。
読書の秋…というには寒くなり、夜は早く布団に潜り込みたい私ですが、今期は「ライアーゲーム シーズン2」も始まり、TVを観る機会も増えています。
フジテレビ開局50周年ドラマ「不毛地帯」、それに対応して再放送「白い巨塔」も観ていますが、そのほか映画「沈まぬ太陽」と相変わらず人気の高い山崎豊子作品の中でも、短くて読みやすい「暖簾」は、私が好きな小説のひとつ。

丁稚から身を起こして暖簾分けされた小さな昆布問屋を、親子2代に渡って関西随一の老舗に創り上げ、東京進出まで成し遂げる、実直で「がめつい」大阪商人の力強い姿と、戦前、戦中、戦後の日本経済の移り変わりが、筆者独特の淡々と畳み掛けるような勢いで書き綴られています。
未曾有の不況といわれる今、読み返すと新たな面白さ。
人とおんなじことしてるだけやったらあかん…という根性、コケてもタダでは起き上がらないしぶとい生き方に励まされる内容。
関西は昆布で関東は海苔や…
ほんまもんのええ昆布は上等の「おがくず」で炊かなあかん…
というような食文化や、関西人気質、「船場ことば」に通じる独特の古い関西弁も魅力。
これを読んだあとは、帰宅した夫に
「今日も一日御苦労さんでしたなぁ。こないな難儀な時期に、あんさんもよう踏ん張らはりますわ。
毎日有り難うさんでございます」
…とかなんとか、ことさらに関西弁を使いたくなったり。
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by yukazou-t | 2009-11-24 23:54 | 心の栄養にこの一冊

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by 田上有香
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