2015年 06月 24日
超入門・食の安全と農業の問題/真山仁「黙示」
こんばんは!
先週、植物工場へ見学に伺った話を書きましたが……。
私が植物工場に興味を持つきっかけとなった本が、
2年前に発売された真山仁著「黙示」です。
「ハゲタカ」シリーズの著者が手掛けるだけあり、
社会派テーマながら、わかり易くて面白いストーリー。
植物工場の話ではないのですが、
農薬の是非、遺伝子組み換え農産物の是非、
報道の真偽と解釈の仕方、農業の六次産業化の知識、
ひいては、快適な生活への欲求と安全安心への要求との間に埋もれる矛盾…などが
読みやすいフィクションの中で描かれています。
農業が食糧問題として、また、
国際戦略として捉えられている部分も参考になりました。
「日本の食と農業を呑み込む巨大な敵とは」
ひとつの正解が用意されているような、
または用意できるような内容ではないと、私は感じました。
何を食べるのか、どんな生活を選ぶのか、
人に任せることにどれほどのリスクがあるのか。
あるいは自分で判断しても、そこにやはりリスクは伴います。
そもそもリスクとは何か。
安全とは、安心とは、何か。
食に限らずどんなことも、
絶対的な安全ましてや安心など無いのではないでしょうか。
それぞれの立場にそれぞれの正義があり、すべては相対的です。
毎日欠かせない食において、自分はどのリスクを取り、何を得るのか。
考えるきっかけになる一冊だと思います。
先週、植物工場へ見学に伺った話を書きましたが……。
私が植物工場に興味を持つきっかけとなった本が、
2年前に発売された真山仁著「黙示」です。
「ハゲタカ」シリーズの著者が手掛けるだけあり、
社会派テーマながら、わかり易くて面白いストーリー。
植物工場の話ではないのですが、
農薬の是非、遺伝子組み換え農産物の是非、
報道の真偽と解釈の仕方、農業の六次産業化の知識、
ひいては、快適な生活への欲求と安全安心への要求との間に埋もれる矛盾…などが
読みやすいフィクションの中で描かれています。
農業が食糧問題として、また、
国際戦略として捉えられている部分も参考になりました。
ひとつの正解が用意されているような、
または用意できるような内容ではないと、私は感じました。
何を食べるのか、どんな生活を選ぶのか、
人に任せることにどれほどのリスクがあるのか。
あるいは自分で判断しても、そこにやはりリスクは伴います。
そもそもリスクとは何か。
安全とは、安心とは、何か。
食に限らずどんなことも、
絶対的な安全ましてや安心など無いのではないでしょうか。
それぞれの立場にそれぞれの正義があり、すべては相対的です。
毎日欠かせない食において、自分はどのリスクを取り、何を得るのか。
考えるきっかけになる一冊だと思います。
by yukazou-t
| 2015-06-24 23:45
| 心の栄養にこの一冊